HAPPY LIFE NEWS!あなたの肝臓は元気ですか!?【2025年6月号】

HAPPY LIFE NEWS!あなたの肝臓は元気ですか!?【2025年6月号】

目次

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気になる「脂肪肝」!改善するには?

■放っておくと恐ろしい「脂肪肝」

肝臓にコレステロールや中性脂肪が溜まることによって引き起こされる「脂肪肝」は、放っておくと肝臓の機能を弱め、肝硬変や肝臓がんを引き起こす可能性があるとされています。そんな「脂肪肝」を改善するために「タウリン」のはたらきがプラスになるといわれています。「タウリン」と「脂肪肝」はどのような関係性を持つのでしょうか。

 ■ タウリンと脂肪肝

タウリンという名前を栄養ドリンクのCMなどで一度は耳にしたことがある方も多いかと思います。タウリンは、アミノ酸の一種で、人間の筋肉や心臓などの臓器、脳や網膜といった部分にも多く含まれていますタウリンの摂取は、大きく分けて2種類あり、体内での合成と食事による体外からの摂取によって成り立っています。
体内で合成できるタウリンの量は、生命活動を営む絶対量より少ないため、多くは食事からの摂取に頼っています

このタウリンは、肝細胞の再生力を高めてくれるはたらきがあります。肝細胞が弱っている場合、タウリンがはたらくと再生が速やかになり、肝臓の機能が正常に戻るとされています。その他にも、タウリンは肝臓内に溜まった中性脂肪を取り除き、さらに体外に排出するはたらきがあります

 ■ 脂肪肝の原因の一つ:食べ過ぎ、飲みすぎにもタウリンを

タウリンが多く含まれる食事を摂取することで、肝臓のはたらきを助け、胆汁酸の分泌を盛んにしてくれます。
胆汁酸の分泌が盛んに行われると、コレステロールの分泌を促進させ、血液中のコレステロール値を下げるはたらきがあります。

また、タウリンは、アルコールの分解をするために必要な酵素のはたらきを助ける性質があるため、アルコールの分解が早まり肝臓への負担を和らげてくれます。このようにタウリンは、脂肪肝を改善する上で重要な成分として注目されています。

飲みすぎは、万病のもと

■ 飲酒に関する害 

適量の飲酒は心身の緊張感をほぐしてストレスを和らげたり、動脈硬化を予防する善玉コレステロールを増やす、健康増進に役立つなど、「酒は百薬の長」ともいわれます。ですが、お酒の飲み過ぎは様々な病気を引き起こしかねません。また、妊娠中の人は、胎児の流産や、先天性の異常を持って生まれてくる可能性が高くなるとも言われているため、飲酒は控えるべきです。つまり、「酒は百薬の長」を言い訳にした飲みすぎは、病気を引き起こす「害」にもなりかねないという事です。

★代表的な疾患 → アルコール依存症/高血圧/痛風/慢性肝障害/脂肪肝/肝炎/がん/肝臓病など

 

■ 覚えておきたい「適正飲酒10ヵ条」

お酒がそれほど好きでなくても「おつきあい」で断りきれない酒席はあるものです。その場の雰囲気やススメ上手の隣に座ったり…。ついつい飲み過ぎてしまうのを防ぐためにも、知っておきたいのが適正飲酒の10ヶ条です。

【適性飲酒10ヶ条】

  1. 笑いながらともに、楽しく飲もう!
  2. 自分のペースでゆっくりと!
  3. 食べながら飲む習慣を!
  4. 自分の適量にとどめよう!
  5. 週に2日は休肝日を!
  6. 人に酒の無理強いをしない!
  7. くすりと一緒には飲まない!
  8. 強いアルコール飲料は薄めて!
  9. 遅くても夜12時で切り上げよう!
  10. 肝臓などの定期検査を!

※〔株〕シミックヘルスケア 健康ポータルサイト『healthクリック(http://www.health.ne.jp/)』より転載してお届けしています。

■「事故・病気・ケガ」をしたら、生協の「学生総合共済の窓口」に相談に行きましょう。